先週、カリフォルニア州サンペドロのカブリヨ・ビーチ桟橋の沖合で、
北極圏から来た希少なハシビロコウが釣り糸に絡まっているのを発見され
、緊急の救助が行われた。この救助には、ライフガードとサンペドロの
マリン・アニマル・レスキューの専門家が協力し、非営利団体である
インターナショナル・バード・レスキュー(IBR)も関与している。
1月19日、海水浴客がこのハシビロコウを発見し、体に絡まった釣り糸によって
自由に動けない状態にあることを報告した。ライフガードと救助隊のチームが
すばやく駆けつけ、釣 り糸を巻きつけられたハシビロコウを解放することに成功した。
救助された鳥は、その後サンペドロのインターナショナル・バード・レスキュー・センターに
運ばれ、特別なプールで回復している。このセンターでは、同じく釣り糸に絡まった
コモン・ルーンも同時にケアされている。IBRのCEOであるJD Bergeron氏は、
「迅速な通報と救助がなければ、危機に瀕した鳥はこのような
人為的な傷害で命を落とすことが多いのだ 」と感謝の意を表明した。
このハシビロコウは通常、北極圏のツンドラ地帯で夏を過ごし、冬には
北アメリカの荒涼とした海岸近くで生息する。絶滅危惧種である彼らを保護する活動は、
地球の生態系の健全性を維持するために不可欠だ。IBRは、
「この活動は、未来の世代のために自然界を保護するという私たちの献身を証明するものだ」
と述べ、自然保護への取り組みを強調した。
ハシビロコウの冬季に太平洋岸での観察は稀であり、そのために海岸線から
離れて過ごすことが多いと語るJD Bergeron氏のコメントも、この救助がいかに
珍しいかを浮き彫りにしている。非営利団体や地元コミュニティの奉仕的な活動により、
ハシビロコウたちの生存が保護され、地球の多様性が守られている。
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