香港では、牧師たちが激動の政治的・経済的・
社会的状況に直面する若者た、特に
ジェネレーションZ世代のケアに現在注力している。
その取り組みの一環として、刑務所での
個々のZ世代の若者の訪問を通じた個別的な
支援が行われているようだ。
福音派多文化教会の牧師、KK・イップ氏は、
2019年の抗議活動で逮捕された若い女性を定期的に
訪問している。彼女とは、将来への不安や落胆について
語り合い、希望について多くを語った。イップ氏は、
「神の愛と恵みを伝えるために、
直接会い、手紙を書くなどして、
彼女のそばにいることを常に示している」
と語る。
また、香港の精神の健康に関する調査によると、
18~24歳の約半数が中等度から重度の抑うつ症状を抱え、
3分の1ほどしか専門的な助けを求めていないという
現状がある。
この状況に対し、福音派学生協会(FES)の指導者たちは、
聖書を通じたトラウマへの対処法を現在提案している。
彼らは、聖書の「山上の垂訓」に基づくイラストカードを
作成し、若者たちが自分の感情を共有しやすい場を
提供している。
このカードには、悲しみや怒りなど、様々な感情を
表現するイラストと聖書の一節が描かれている。
さらに、香港のメソジスト国際教会では、若者が
自由に集まり、話し合えるスペースを新設する計画を
進めている。このスペースでは、牧師による
カウンセリングや支援グループの提供が行われる予定だ。
これら一連の取り組みは、若者たちが安心して自分の悩みや
感情を表現できる場を提供することを目的としている。
牧師たちの活動は、香港社会で精神的なサポートを
必要とする若者たちにとって、希望の光となっている。
彼らは、「存在」を重視する視点から、若者たちに
「将来への希望と興奮」を与える存在へと
変わっているようだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿