南極の巨大氷山「A23a」が、2023年11月下旬に
約37年ぶりに動き出したことが確認された。
この氷山は1986年にフィルヒナー・ロンネ棚氷から分離し、
ウェッデル海の海底に接地していた。面積は
約4000平方キロメートルで、東京都の約2倍の大きさを誇る。
A23aが動き出した要因として、海水温の変化や氷山の溶解による
接地の弱まりが考えられている。現在、氷山は1日
約5キロメートルの速度で南大西洋の方向に向かって移動している。
科学者によると、A23aは気候変動の影響で棚氷から分離した
可能性があり、海面上昇に寄与する可能性が懸念されている。
また、この氷山の移動は海流に栄養分をもたらし、
海洋生態系に影響を与えることが懸念されている。
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