Cloudflareの調査によると、2024年の世界のインターネットトラフィック量は
17.2%増加し、引き続きGoogleがインターネットサービスの
覇者であることが明らかになった。また、世界全体の
ボットトラフィックの3分の1以上は米国から発生している。
この調査によれば、8月中旬から11月末までにトラフィック量の
増加が加速し、年間増加率は17.2%まで達している。
これは、2023年と2022年のパターンと同様の傾向だ。
ボットトラフィックに関しては、米国が最大の発信元で
34.6%を占めている。次いで2位のドイツはわずか6.8%。
このトラフィックの主要な発生元は、
AmazonWebServices(12.7%)とGoogle(7.8%)だ。
Cloudflareは、AIボットに関する追跡ページも用意している。
TikTokの所有者であるByteDanceが運営するBytespiderは
当初活発だったが、現在その活動は縮小している。一方、
AnthropicのClaudeBotはトラフィックが急増している。
IPv6トラフィックは、Cloudflareのネットワークを通過する
パケットの割合として減少。2024年の
世界トラフィックの28.5%がIPv6だが、昨年の調査では
33.75%だった。
全TCP接続の20.7%が、有用なデータが交換される前に
予期せず終了している。この原因には、DoS攻撃、
ネットワークのフィルタリングなどがある。
モバイルデバイスからのトラフィックは全体の
41.3%を占め、昨年とほぼ同じ水準だ。このトラフィックは
主にAppleとAndroidのエコシステムに分かれている。
GoogleChromeは全リクエストの65.8%を占め、現在最も人気のある
ブラウザとなっている。検索エンジンでも、Googleが
検索トラフィック全体の88%以上を独占。
この調査は、インターネットの利用が拡大し、
多様化していることを示している。しかし、セキュリティや
ネットワークの効率性に関する課題も現在
浮き彫りになってきていると言えるのかもしれない。
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