2024年12月17日
アイルランドの長老派教会は、LGBTQ+コミュニティに対する
「執拗な関与」と、その中でもコミュニティを
支援していた牧師を解任したことで現在非難されている。
解任されたのは、クリスト教会サンディマウントの元牧師である
キャサリン・マイヤー博士で、2024年に開催されたドブリンの
プライドパレードに参加したことがきっかけとなり、
教会内の調査対象となった。
教会の調査委員会では、マイヤー博士が
「教会の裁判に従わなかった」としてその行動が問題視され、
その後委員会の意思決定で辞任に至った。マイヤー博士は、
LGBTQ+コミュニティへの支援活動が批判の対象となり、
それが自身の辞任へとつながったと明かしている。
教会の広報担当者は、解任は「非常に遺憾なことである」としながらも、
最終的には「個々の判断の決定である」との立場を示した。
マイヤー博士は、教会内の最近の調査において、2023年に放送された
プライド礼拝式に参加したことが特に問題視された。さらに2024年の
プライドパレードに参加したことも、新たな調査対象の要因の
一つとなった。
調査委員会における審問終了後、マイヤー博士自身は
教会を辞任することを選択した。
アイルランドの長老派教会は、2018年に同性愛カップルを完全な
教会員としない新しい方針を採用しており、LGBTQ+の人々に対して
厳しい姿勢を見せている。マイヤー博士は、これまでにも
同性関係を支持したとして教会から調査を受けてきた経緯がある。
この問題について、教会に同行した教授のルース・ウェランは、
「長老派教会が個々の信念を尊重しないようになった」
と批判し、教会のリーダーシップが社会的な文化戦争を
教会内に持ち込んだと指摘している。ウェラン教授によれば、
教会はLGBTQ+コミュニティに対する過剰な関心を示し、
それが教会内部での分裂を引き起こしていると発言している。
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