米国の元大統領ドナルド・トランプ氏は、国全体で
夏時間を廃止する意向を表明した。同氏は、夏時間が
経費削減になると主張している。
トランプ氏は自身のソーシャルメディアサイト
「トゥルース・ソーシャル」で、毎年春と秋に行われる
時計の変更を廃止する取り組みをすると述べた。
「夏時間は不便で、我が国にとって非常にコストがかかる」
とトランプ氏は付け加えた。
DSTは、第一次世界大戦中に戦時中の石炭不足と空襲による
停電に対処するための対策としてドイツで初めて導入された。
米国では1960年代以降、ほぼすべての州でDSTが採用されているが、
アリゾナ州やハワイ州などの例外がある。
夏時間継続を支持する人々は、夏時間継続により午後や夜が
明るくなり、冬季の経済活動が活発になると主張している。
一方、批評家は、この措置により日の出が1時間遅れるため、
子どもたちが暗闇の中を歩いて学校に通わざるを得なくなると
指摘している。また、2年に1度の時計の変更により
睡眠障害や健康問題が生じるとも主張している。
トランプ大統領は、夏時間を完全に廃止する計画を
ある程度支持している。
2022年3月、米国上院は全会一致で夏時間の恒久化を可決したが、
政治家らが合意に達することができなかったため、
下院では取り組みが行き詰まった背景がある。
Author | Gage Skidmore |
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