F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)が、
より厳格な行動基準を実施するための
取り組みの一環として、紳士らしくない
言動やFIAへの批判を減らすことを
目的とした新ルールに違反した場合、
F1ドライバーはレース出場禁止処分を
受けることになる新規則の施行を
表明した。
今週初めに発表されたこの物議を醸す
新ルールでは、不適切な言葉を使ったり、
FIAに対して厳しい批判をしたりした
ドライバーに、罰則を加えることを
定めている。
罰則内容は高額な罰金と出場停止処分が
含まれ、3回目の違反になると1カ月の
出場禁止処分が下される。
4度のF1ワールドチャンピオンに輝いた
マックス・フェルスタッペンは、
昨年シンガポールでの記者会見で大きく
批判されるような言動を取り、
社会奉仕活動に参加するペナルティを
受けたばかりだ。
この事件をきっかけに、FIA会長の
モハメド・ベン・スラエムはドライバーの
言葉遣いを規制する断固とした
姿勢に転じた。
新ルールでは、初犯の場合は
3万3,800ポンドの罰金、2回目の場合は
6万7,600ポンドの罰金と1カ月の出場停止、
3回目の場合は10万1,000ポンドの罰金と
1カ月の出走禁止という明確な罰則体系が
定められている。
新ガイドラインは、F1、フォーミュラE、
世界耐久選手権(WEC)など、トップレベルの
モータースポーツシリーズに参戦する
ドライバーたち全てに適用される。
FIAがこのレギュレーションを施行する
動きは、スポーツ界から強い反発を
呼んでいる。
ドライバーや代理人の中には、この規則を
やり過ぎだと批判する者も多く、
ある関係者はこの規則を
「ばかげたもの 」
だと表現し、ベン・スラエムが
独裁者のように振る舞っていると
非難している。
GPDAのディレクターである
ジョージ・ラッセルもまた、
ベン・スラエムのリーダーシップに対する
不満を口にし、ドライバーたちは
会長のやり方に
「うんざり 」していると主張した。
FIAは新レギュレーションを擁護し、
その目的はすべてのモータースポーツ
イベントでペナルティーが公平かつ
透明性をもって適用されるように
することだと述べている。
運営組織は、スチュワードがそれぞれの
違反の背景や状況を考慮する裁量権を
保持することを強調した。
新ルールは3月16日のオーストラリアGPから
始まり、2025年のF1シーズンより
適用される見込みだ。
Author jtstewart
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