大手のストック写真会社であるゲッティイメージズと
シャッターストックは、現金と株式での合併を発表した。
この合併により誕生する新会社は、業界最大級の
ビジュアルコンテンツプロバイダーとなり、企業価値は
37億ドルに達すると見込まれている。
合併後は、ゲッティイメージズの株主が新会社の約54.7%を、
シャッターストックの株主が45.3%を所有することになる。
新会社は「ゲッティイメージズ」の名称を使用し、
ニューヨーク証券取引所にそのまま上場を続ける予定だ。
この取引の一環として、シャッターストックの株主は1株当たり
28.80ドル相当の現金、またはゲッティイメージズの株式
13.67株を受け取ることができる。
両社は、人工知能(AI)がストック画像業界に大きな影響を
与えていることから、合併を機にAI関連の事業にも
注力する方針だ。ゲッティイメージズは、自社のコンテンツを
AI企業にライセンス供与して、画像生成モデルの
トレーニングに活用する予定だ。
この合併は、独占禁止法上の問題が生じる可能性があるが、
今後数週間から数か月で、当局による審査が行われる予定だ。
業界関係者は、今回の合併により、両社の強みが統合され、
より包括的で革新的なビジュアルコンテンツサービスが
提供されることを期待している。また、さらにこの合併が
業界の再編を加速させると見ている。
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