ニュージーランドでは、若きロデオライダーたちが
国際舞台で輝いている。ウッド姉妹のライラ(16歳)と
ライリー(14歳)は、2024年7月に米国ワイオミング州で
開催された全国高校決勝ロデオ大会で、
ニュージーランド代表として出場した。
ライラはブレイクアウェイ・ローピングで
ジュニアチャンピオンとなり、ライリーは
ジャックポットコンペティションで優勝。アメリカと
オーストラリアのロデオ大会でもニュージーランドの
若者を代表した。
元々ロデオ競技は、広大な土地で牧草地を管理するために
生まれたという。騎手は門から放たれた若い牛を
投げ縄で捕まえなければならず、ロープはスリップノットで、
競技場の端まで走ることで、「獣」を傷つけることなく
解放できるようになっている。
彼女たちは、ニュージーランド・ロデオ・カウボーイ協会の
厳しい規則に従い、動物の福祉を重視している。ライラは
「筋肉の記憶」を頼りに練習し、ライリーはバレルレースでも
ニュージーランド代表として活躍。
家族のサポートも欠かせない。父親が運転を担当し、
娘たちは書類作成、料理、洗濯を分担する。競技で遠くまで
出かけると、見知らぬ馬に乗ることもある。
ライラは「競争心も謙虚さも必要」とし、ライリーは
「自分自身と競争している」と話す。ロデオコミュニティでは、
お互いにサポートし合い、「敵」ではなく「友人」だという。
このように、ニュージーランドの若きロデオライダーたちは、
国内外でその実力を発揮している。NZRCAは、現在
若者に育成プログラムを提供し、次世代のロデオ選手の
育成に力を入れている。
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