中国のソーシャルメディアアプリ「LittleRedBook」が、
米国の「TikTok難民」の間で人気を集めている。
TikTokが米国で禁止される可能性が高まる中、
代替手段を探すコンテンツクリエイターたちが、
このアプリに注目しているのだ。
LittleRedBookは、設定がInstagramやPinterestに
よく似ている。ファッション、登山、読書など、さまざまな
興味のあるトピックを選択することが可能で、また
中国の電子商取引サイトAlibabaに対抗する
いくつかのショッピング機能もある。
月間アクティブユーザー数は3億人規模で、
その約80%が女性だ。
TikTokのコンテンツクリエイターの中には、
「TikTok難民」と自称する人もおり、すでに
LittleRedBookに動画を投稿し始めている。
TikTokユーザーの中には、Metaが運営するInstagramや
Facebookには戻らないと語っている人も多い。Metaは先日、
コンテンツモデレーション措置を縮小すると発表しており、
誤った情報やヘイトスピーチに対する拡散の懸念が
大きく高まっている。
米国では、LittleRedBookと同様の機能を備えた
TikTokの姉妹アプリ「Lemon8」も人気を集めている。
Lemon8もTikTokを所有する中国企業ByteDanceによって
開発されており、TikTok禁止の影響を受けることは必至だ。
米国政府は、安全保障上の懸念を引き起こすとして、
ByteDanceに米国資産を売却するかTikTokを禁止するよう
法律を制定した。TikTok側は、この法律は表現の自由の
侵害であるとして争っているが、米国最高裁判所は
1月19日に判決を下す予定だ。
0 件のコメント:
コメントを投稿