アイコンが5,600万ドルを調達、新しいロボット技術で3Dプリント住宅に革命を起こす

 3D住宅印刷業界のパイオニアである

アイコンは、Norwest Venture Partnersと

Tiger Globalの共同主導によるシリーズC

資金調達で5600万ドルという

多額の資金を確保した。

「CAZ Investments」

「LENX」

「Modern Ventures」

「Oakhouse Partners」

「Overmatch Ventures」

などの既存投資家も参加する

この資金調達ラウンドは、オースティンを

拠点とする新興企業にとって

重要な節目となる。

アイコンはこの資金を、革新的な技術、

特に多階建て3Dプリンターの

Phoenixラインの開発に活用する予定だ。

創業以来、アイコンは総額5億ドル以上の

多額の資金を調達している。

今回の資金調達は、2022年2月の

シリーズBラウンドの1億8500万ドルの

延長に続くもので、この間に同社の

評価額は20億ドル近くに達したと

伝えられている。

アイコンのCEOは、同社の現在の

評価額については今のところコメントを

避けている。

2017年に設立されたこの会社は、2018年

米国で初めて許可された3Dプリント住宅を

わずか48時間で印刷し、大きな話題となった。

この印刷された350平方フィートほどの

住宅は、25％の速度で稼働する

3Dプリンターを使って作られた。

この時から、同社は手ごろな価格の

住宅から軍の兵舎まで、200近い住宅や

構造物をプリントしてきた。

これらのプロジェクトは、NASAや

米国防総省を含むクライアントとともに、

米国とメキシコ全土でいくつも建築物を

完成させてきた。

さらに成長計画の一環として、アイコンは

住宅、ホスピタリティ、

ソーシャルハウジング、政府契約などの

主要プロジェクトを含め、さらに多数の

多様性に富んだ住宅建設を継続する考えだ。

同社は、新しいロボット技術で建築業者に

力を与え、最新の低炭素建築材料で

より効率的な複数階建て建築を

可能にすることを目指している。

アイコンの新たな資金調達は

最近の同社のリストラの時期に

行われたもので、アイコンはこの最も有望な

成長機会に集中するため、今年初めに

114人の従業員を解雇したことを

明らかにしている。

現在、アイコンは約200人の従業員を

抱えている。

住宅の未来は3Dプリンティング技術によって

形作られるかもしれないが、アイコンの

最近の資金調達努力は、この企業が

住宅革命の先頭に立つことを

予見させるものなのかもしれない。