科学者たちは、アカバ湾の地下深くにある
致命的な塩水プールを発見した。
この場所は、モーゼが紅海を分けたという、
聖書の物語と関連した場所だと考える
歴史家も一定数存在する場所だ。
この塩水プールの発見は、マイアミ大学の
研究チームによるもので、湖内に
遠隔操作潜水艇を投入し、海面下
4000フィート近くの海底内を
探索したものだ。
潜水艇によって深海で発見されたのは、
周囲の海よりも10倍も塩分濃度が高く、
酸素がまったくない海水のプールだった。
特筆すべきは、このプールに迷い込んだ
海洋生物が驚くことにすぐに酸素を
奪われ、死んでしまうことだ。
さらに興味深いことに、このような
極限状態は初期の地球にも存在したと
考えられている環境を模倣しており、
科学者たちはこのことから、生命の起源を
垣間見ることができると考えているようだ。
また、塩湖プール内の堆積物層は
形を保ったまま残されており、この事から
地震や古代の気候変動といった
過去の出来事の地質学的記録が
保存されていると科学者たちは考えている。
今回、モーゼの奇跡的な海面の横断の
物的証拠は発見されなかったが、今回の
科学者たちの発見によって、歴史的に
重要なこの地域に新たな謎の層が
加わることとなった。
このアカバ湾の深部には、地球の太古の
過去にまつわる謎、そして歴史上
最も不朽とされる、伝説にまつわる謎も
未だ数多く存在しているようだ。
0 件のコメント:
コメントを投稿