トランスペアレンシー・インターナショナルが
まとめた2024年版の腐敗認識指数
(CPI)
は、腐敗レベルの世界的な構図を明らかにし、
最も腐敗していない国としてデンマーク、
最も腐敗している国として南スーダンを
取り上げた。
今年のインドの順位は96位で、2023年の
93位から3つ下がった。
CPIは、180の国と地域における公共部門の
腐敗度数を評価するものだ。
各国は0から100までのスコアで評価され、
0は汚職が多いことを、100は汚職のない
環境を示している。
報告書では、汚職が依然として世界的に
蔓延している一方で、いくつかの国では
改善の兆しがあることが強調されている。
インドの近隣では、パキスタンが135位、
スリランカが121位、バングラデシュが
149位とさらに順位を下げている。
さらに、これらの国と比較して中国の
腐敗指数は76位となっている。
この報告書はまた、アメリカ、フランス、
ロシアといった国々の順位が大幅に
下がったことを指摘している。
たとえば、アメリカは4つ順位を下げて28位、
フランスは5つ順位を下げて25位となった。
ロシアの急落は続いており、ウクライナでの
戦争が原因でさらに腐敗指数が悪化したと
評価されている。
この調査結果は、腐敗と、それが
民主主義、安定、人権に及ぼす広範な
影響に対処するための、より強力な
政策と対処策が緊急に必要であることを
明らかにしている。
国際社会は、これらの課題に対処し、
気候変動と開発のための資源や資金が
流用されないようにするため、協調して
行動を起こさなければならない。
今年の報告書は、世界の腐敗の現状を
厳しく描いているが、同時に緊急に
行動を起こす必要性を浮き彫りにしている。
より公正で持続可能な世界を築こうと
奮闘する国々の努力を、腐敗行為によって
打ち消されることを防ぐために、より高い
スコアを獲得した国々は重要な役割と使命を
持っていると言えるだろう。


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