南極の人里離れた研究基地に駐在する
科学者グループが、チームメンバーの
1人から暴行、セクハラ、殺害予告を
受けたとして、緊急に救援を要請している。
事件は南アフリカ国立南極プログラムが
運営する基地、SANAE IVで発生した模様。
当局に送られたメールには、精神的に
不安定なチームメンバーからの脅迫が
エスカレートしており、その中には
基地リーダーへの身体的暴行も
含まれていたと報告されている。
この救難メールの送信者は、自身が次の
犠牲者になることを恐れ、身の安全について
深い懸念を見せている。
その研究者によれば、特定の人物が基地内の
同僚を殺すと脅し、常に恐怖を感じる環境を
作り出していると主張している。
この報告を受けた南アフリカ当局は、
暴行事件が2月下旬に報告され、
加害者とされる人物が精神鑑定を
受けていることを確認した。
当局は現在状況を確認しているが、
この事件に関与した個人は
特定されていない。
南極の厳しい気象条件のため、現在も
チームは基地内に閉じ込められている。
外界から切り離されたSANAE IV基地は、
南極の棚氷から170km、南アフリカから
4000km以上離れた場所にある。
気温は定期的に-23℃を下回り、
風速200km/hを越えるため、現在も
研究者たちは極度の孤立状態にいることを
余儀なくされている。
この状況は、極限環境で働く人々が直面する
継続的な課題を浮き彫りにしたものだ。
同様に、南アフリカの別の研究ステーションで
過去に起きた事件も、遠隔地の研究者の
精神的健康と安全に対する懸念を
引き起こしている。
危機的状況が展開される一方で、
関係者はチームと遠隔で状況を
管理するための調整を現在行っており、
基地関係者全員を保護するための
緊急措置が現在取られているようだ。
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