メキシコ・ミチョアカン州で、休暇中の
カリフォルニア州在住の夫婦が武装集団による銃撃で死亡した。
被害者はラファエル・カルドナさんとグロリア・カルドナさんで、
メキシコの家族を訪問中に襲撃を受けた。現場で死亡したのは女性の方で、
男性は病院に搬送されたものの、その後まもなく死亡が確認された。
夫婦には3人の子供がおり、うち2人は未成年のため現場にはいなかった。
現在、この子供たちはアンガマクティロにいる親戚と過ごしているようだ。
米国務省は子供たちの内、成人した長女と連絡を取っている。
この事件の背景には、カルドナさんの義理の兄弟が
アンガマクティロの高官であることや、前任者が最近
誘拐・殺害されていたという複雑な事情がある。
ミチョアカン州は麻薬カルテルの暴力に悩まされており、
殺人率は全国平均の2倍以上となっている。この地域では、
セタスやファミリア・ミチョアカーナなどのギャングが
勢力を拡大しており、農業に依存する住民を標的にしている。
現地当局は捜査を続けているが、殺人事件の動機はまだ
明らかになっていない。この事件は、メキシコにおける
麻薬関連犯罪の深刻さを浮き彫りにし、米国政府の関与が
拡大する可能性がある。メキシコ政府には事件の真相究明と、
地域住民の安全確保が現在求められている。
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