ジンバブエの新通貨「ジンバブエ・ゴールド(ZiG)」の
価値が暴落し、公式市場と非公式市場の為替差が
拡大している。この結果、公認小売業者は価格設定に
苦慮し、規制の影響を受けにくい非公式の
ナイトバザールが繁盛している。
公認市場では、エネルギーコストの増加、税金、通貨の
過小評価などにより、商品価格が押し上げられている。
一方、非公式市場ではこれらの制約がなく、
より安価な商品を提供できる。
消費者の中には、ナイトバザールで買い物をするの
が初めてだという人もいるようだ。非公式市場の方が
価格が手頃で、同じ金額でより多くの商品を
購入できることに多くの人が気づいている。
公式に認められた小売業者は、収支を合わせるために
値上げを余儀なくされているが、それでも非公式市場との
競争にさらされている。業界団体は、現在の政策が続けば
店舗閉鎖の危機に陥ると警告を発している。
こうした通貨の不安定さは、ジンバブエ経済に大きな
影響を及ぼしており、企業の閉鎖や雇用の喪失に
つながるものと言えそうだ。
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