―2024年12月12日―
シリア南部で7か月間行方不明だったアメリカ国籍の
男性が発見された。この男性は、拘束中も無事だったと語り、
この失踪事件の背景にさらなる謎が浮かび上がっている。
:忠誠派軍による拘束と解放
29歳のアメリカ人、トラビス・ティマーマンさんは、
今年6月にシリアで消息を絶った。彼はダマスカス南部の
アル・ディアビヤ地区で発見されるまで、
忠誠派軍による刑務所に拘束されていたという。
ティマーマンさんは
「自分は無事だったが、日常生活の自由は著しく制限されていた」
と述べている。また、彼は反政府勢力によって解放され、
その後、安全な場所で休息を取った。
:巡礼の旅が引き金に?
彼がハンガリーを出発し、レバノンを経てシリアに入国した理由は
「宗教的な巡礼」とされている。しかし、必要な書類を持たずに
入国したことが、拘束のきっかけになったと見られる。
:タイスさんとのつながりは?
ティマーマンさんの発見は、2012年にシリアで行方不明になった
アメリカ人ジャーナリスト、オースティン・タイスさんの存在と
繋がるものがある。ティマーマンさんはタイスさんと
間違われることもあった。タイスさんは2012年に
ダマスカス近郊で行方不明となり、現在も
その行方は分からないままだ。
:国際的な注目と未解決の謎
アメリカ政府は長年、タイスさんの生存を信じ、
交渉の可能性を模索してきたが、確たる証拠は
未だ得られていない。一方で、今回の
ティマーマンさんの発見は、シリアで行方不明となる
外国人に対する関心を再び集めている。
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