イタリア系政治家がジョルジャ・メローニ首相に会うために
旅行中に簡単に市民権を取得したことに怒る人もいる
2024年12月13日金曜日
イタリア政府は、アルゼンチンのハビエル・ミレイ大統領に
イタリア系であることを理由に市民権を付与したが、
野党政治家らは、ミレイ大統領の待遇を移民の両親のもと
イタリアで生まれた子供たちの待遇とミレイ大統領の待遇を比較し、
激しい怒りを感じている。
ミレイ氏はイタリア首相ジョルジャ・メローニ氏と会談するため、
また土曜日に開催されるイタリア同胞党の年次祭典に
参加するために現在ローマを訪れている。
事情に詳しい情報筋は、アルゼンチン政府が同大統領に
イタリア国籍を与えたと述べたが、それ以上の詳細は
明らかにしなかった。
イタリアのメディアが報じたこのニュースは、一部の政治家や
ソーシャルメディア上で、移民の両親のもとでイタリアで生まれた
子どもが市民権を取得するのは難しいのに、ミレイに
市民権を与えたことに抗議する人々から怒りの反応を引き起こした。
イタリアの国籍法は血縁関係に基づいているため、イタリア国民の
遠い子孫であってもイタリアのパスポートを取得できる。一方、
イタリアで生まれた外国人やイタリアに移住した外国人に対する
要件ははるかに厳しい。移民賛成派の団体は要件を緩和するための
国民投票を提案しているが、メローニ氏の右派連合は
いかなる緩和にも反対している。
小規模野党「プラスヨーロッパ」党の議員リカルド・マギ氏は、
ミレイ氏に市民権を与えることは
「何年も経ってやっと市民権を得ることになる
多くの若者に対する耐え難い差別行為」
だと述べた。
ミレイ氏は2月にイタリアを訪れた際、テレビのインタビューで、
祖父母のうち3人がイタリア系であるため
「75%イタリア人だと感じている」と語り、
「イタリアのオペラに並外れた情熱を持っている」
と語った。
自由主義派のミレイ氏と保守派のメローニ氏は親密な関係を築いている。
先月ブエノスアイレスで会談した際、アルゼンチンの指導者は
イタリアのゲストに、トレードマークであるチェーンソーを
振り回す自身の小像を贈った。
Author PP Comunidad de Madrid
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