ダニーデン病院の病棟で、老朽化した設備が
深刻な問題を引き起こし、患者とスタッフに
影響を及ぼしていることが明らかになった。
問題のある病棟は46床の8番病棟で、急性疾患の患者と
介護が必要な高齢者が収容されている。医療スタッフによると、
病棟ではトイレやシンクの故障、照明の不具合が
日常的に発生している。特に深刻な問題として、
病室の1つにはトイレがなく、患者は他の部屋に移動するか、
病棟内の限られた便器を使用する必要がある。
さらに、お湯が出ないシンクや詰まったシンクが頻発し、
シャワーを浴びられない日が続いている。隔離に使用される部屋には
外部に洗面台がなく、入室時に基本的な衛生状態を確保できない。
また、古い屋根からの漏水や、照明への影響も報告されている。
病棟は慢性的なスペース不足にも悩まされており、個室が必要な
認知症患者や急性脳卒中患者が4人部屋に入れられることもある。
廊下には備品があふれ、スタッフは内部にアスベストが
含まれていると警告された謎のドアの存在も指摘した。
病院経営陣はメンテナンスの問題について謝罪しているが、
施設の老朽化が進んでおり、改善には時間がかかるとの
見方を示している。この劣悪な環境が、患者の安全と
快適なケアの提供に支障をきたし、現在も医療スタッフの労働環境に
悪影響を及ぼし続けている。
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